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F
 

Feeder The Flaming Lips
Fleetwood Mac Foo Fighters
Franz Ferdinand Fountains Of Wayne
Free The Futureheads
Fugazi
     FEEDER / YESTERDAY WENT TOO SOON
 評価 B


FEEDERの2ndアルバムです。これは中古CD屋で見つけて購入したんですが、あまり期待はしてませんでした。次のアルバムとその次が有名ってことは、初期のこれは大したことないんだろうなって思いがありました。この思いがあっているとも間違っていたとも言える1枚です。
1曲目のイントロから好きなのですが、「Echo Park」ほどのキャッチャーさはないですね。次作よりラウドな音で若い印象を受けました。2曲目はキャッチャーでかっこいいです。3も悪くない。4はバラードですが適度なハードさを持続させているため、少しあざとい様な印象を受けさせます。イマイチです。5はいいですね。次作の曲の流れを少し感じさせます。他にも6,7,9と小気味よいテンポでキャッチャーな曲を鳴らしてはいるのですが、どれも今ひとつ魅力が足りないんですね。10なんかのスローテンポの曲の聞かせ方には大器の片鱗を感じますが、全体として、未完成です。「Echo Park」での音の厚みもキャッチャーさも今ひとつのところがあります。だからこれは、大したことのないアルバムだけど、これからの音の片鱗をみせる、いい意味で青い。ファンなら聞き応えのあるアルバムです。入門なら次かその次のアルバムをお勧めします。
     FEEDER / Echo Park
  評価 A−
FEEDERの3rdアルバムです。このアルバムで一気に成長した感があります。キャッチャーで適度にハード、良いメロディセンスです。FEEDERって実に日本人好みの曲を書きますね。このアルバムには貫禄すらかんじる圧巻の音があります。こんなにもキャッチャーなのにうっとうしくないのはメロディの良さがあるからですかね。

次の「Comfort In Sound」から入った僕としては、このアルバムを一聴したときはキャッチャー過ぎやしないかと懸念しました。「Comfort In Sound」の美しいメロディと情緒を感じさせる曲調にほれこんでファンになったので、このアルバムは騒いでるだけのように感じました。けどしばらく聞いているうちにこの上質なメロディと爽やかなまでの疾走感にはまりました。 何かしている時に後ろにかかっていたら体動くし、これだけを聞き込んでもうっとうしくない。このへんが真似しがたいFEEDERの魅力ですね。このアルバムはこのジャケットの様な音です。拡声器みたいなのを持って人を呼び集めてます。暑苦しくない、涼しげな音に、気づけば人も集まるわけです。
     FEEDER / Comfort In Sound
  評価 A-
FEEDERの4thアルバムです。気づけば、Feederのアルバムレビューの書き出しは全部これになってしまいました。これはFeederはアルバムごとに世界観が結構違うから彼らのたどってきた音を感じてほしくて全部に書いたわけで、レビューに個性がないとかオレのボキャブラリーが少ないとかそういうんじゃないよ。ウン。ホントホント。

これがFeeder初体験でした。理由は簡単、アマゾンで一番安かったから。「Echo Park」から入らなかったのは今では良かったと思っていますが、今までにないおとなしさです。1曲目からもう虜になりました。美しいメロディに情緒深いヴォーカルの歌声、求めていた音でした。サビの部分の盛り上がり方がかっこいいです。2曲目だけ前作の流れです。それでも浮いて聞こえず、1,3の曲調をひきたさせています。4はゆったりとしたテンポでおとなしめに歌っています。もともと美メロなので実にいい仕上がりとなっています。美メロといえば6も美しいです。9など、相変わらずこの人たちはスローテンポの曲の聞かせ方が上手いです。曲にもっと深みをつけることが出来たらすごい人たちになれるのですが、そういったのを狙わないで軽くいっているところがシーンでの立ち位置をしっかりと考えているようでいいと思います。 全体として、まとまりがあるとは言い難く、1曲1曲バラバラですが、何よりメロディがよくて爽やかな気持ちになれます。騒ぎたいってわけじゃなかったら、入門はこのアルバムからがいいと思います。
     The Flaming Lips / The Soft Bulletin
 評価 A+++
The Flaming Lipsの1999年発表の大傑作アルバムです。繊細な音なのに、ドラム激しくなって、弱々しいようで力強い不思議な世界観を出しています。この1曲目が素晴らしすぎます。ただ美しい。幻想的でリアリズム、弱々しいが支えてくれそうなヴォーカルの歌声、こんなに美しい曲とは滅多に出会えませんよ。

アルバムを通して、1曲目ほど勢いがあり感動させる様な曲はないですが、アルバムを通した美しさは必聴です。5なんかは爽やかな気分になれる解放感をもったいい曲です。こんなアルバムを語れるような表現力はないのでさらりといきますが、あなたがこのジャケットから想像する色鮮やかなイメージ(色鮮やかにイメージすること)、それがこのアルバムだと思います。演奏は下手なのにひたすら美しい曲ばかりです。興味もてたらAmazonで視聴できるのでしてみてください。
     Foo Fighters / There is nothing left to lose
 評価 C++
Nirvanaの元ドラマー、デイブ・グロール率いるフーファイターズこの元ニルヴァーナってのが必要ないぐらい有名になりましたね。フーファイターズではデイブも歌って、曲を作ってます。王道アメリカンロックなんですが、これほどのソングライセンスがありながら、ニルヴァーナの曲はすべてカートが作っていたというのがすごいですね。まぁ、いい曲を書くっていってもやっぱりカートとは比べられないけどね。
王道のロックといってもバリバリなわけではなく、ほどよくPOPで甘いのが魅力でしょうか。「ちょうどいい」といわれる音です。ジャンルは違えどFeederと似てる気もします。確かにセンスは感じますが、これは軽すぎる印象をうけました。中途半端というわけではなくて、物足りないというか。好きな音じゃないわけじゃないのに今ひとつでした。
     Foo Fighters / One By One
 評価  B+
もはや、「元ニルヴァーナ」という肩書きは必要ない。というのを「元ニルヴァーナ」という代わりに聞くようになってしまったデイブさん率いるFoo Fightersの2002年リリース4thアルバムです。この人は一生Nirvanaなんでしょうね。本人もそれを望んでいるかのようです。そのNirvana時代の盟友クリスを迎えてつくられたそうです。

1曲目から度肝をぬかれかけました。(かけただけなのがポイント)前作とは大きく変わったハード具合です。けど、これだとちょっとグーグードールズみたいじゃないか?と思ったり。前作よりはるかにかっこいいです。それでいて甘さをそなえているのがいいですね。(この甘さはデイブが抜け出すことができないだけかと思わせるような曲もちらほら)
前作より王道な骨太ロックです。かっこいいのでなにかの機会に。
    Fountains Of Wayne / UTOPIA PAERKWAY
 評価 B-−
「このアルバムが嫌いになれる人なんて、たぶん心が石でできているに違いない」って帯にかいてあるそうです。オレやべーかも(笑) いや、一曲目なんかはすがすがしい気分になれますけど、全体としてPOP満開でして、けだるく、うっとうしくなるときがあります。この陰の部分を一切持ち合わせていないような楽曲にセンスがあふれているのは感じますが、オレ暗いし、このジャケットみたいな爽やかな青々とした空見たら、「きれい」じゃなくて「恥ずかしい」と感じる人だしね。
人間、絶望というか暗い部分をなくすことなどできなくて、なくしてしまったらおしまいなわけです。昼間が明るいのも太陽が輝いているのも、暗く、光のない空間や、夜があるからなんですよ。逆のコトも言えますが、ただただ暗闇しかもたなかったら、全てのものが輝いて見えるはずなんですよ。そういう意味では、このアルバムよりどん底まで落ちるような暗い音楽聞いた方が、明日への活力もてますよ。僕の美学では、美しいものとは両面をかねそろえているのです。これは、美しくなんかない。
     Fountains Of Wayne / Welcome Interstate Managers
 評価 A-
Fountains Of Wayneの最近出されたアルバムです。最近来日したとかききましたがどうでしたっけ?前作は偽物のように感じましたが、この世界に本物なんてどれくらいいるんだろう。前作はただ、オレの観念とはずれた偽物だっただけなんでしょうね。
なんか暗い書き出しになりましたが、これは前作よりかなり気に入ってます。1曲目からとりこですよ。2曲目なんかあざとい勢いな王道なのにすごい好きです。ただ、lこれきくとブラーのシンクタンクの3曲目を思い出します。「Year,Year」だけなのにね。
3曲目も超名曲です。これきいたとき彼らに抱いていた印象が変わりました。最初の3曲が素晴らしい。4も淡々としていますが良いメロディです。5,6,7,9,10,11(もろカントリー)、13,14,と好きな曲ばかりです。前作とどこが違うのでしょう。コーラスが多用されてCSNお思いおこさせるからか?よくわかんねぇけどこのアルバムはいいです。きいてみて。
     Franz Ferdinand 
 評価 A++    今のUKシーンを牽引するアーティスト
今やUKロック好きなら誰でも知ってるフランツ・フェルディナンドです。今では完全にUKが音楽的にアメリカより上に行っていると思うのですがどうでしょう。一つにまとめられないそのバンドの音というのをもった奴らが次々と出てきています。TRUST LIFESさんところの2000’sのところのアーティストはどれも大好きです。そんな勢いのあるUKシーンを牽引しているといわれているのがこのFranz Ferdinandです。第1次世界大戦勃発のきっかけとなった、オーストリアの暗殺された皇太子の名前をとってるそうな。新人とは思えない驚異の安定感があります。良いものを何でも吸収したような音で、クールで皮肉っぽいところもある音です。エネルギーにあふれているのに、落ち着いていて、最新の音のようで古くさい、あえて一言であらわすなら「かっこいい」もう、これだけで十分ですね。WOWWOWでフジロックをみましたが、(1アーティストにつき1曲、人気なのは3曲をところどころ流すっていう粗悪なものでした。全ステージのアーティスト見せるならしょうがないか。)はやい内にシングルの「Take me Out」を演奏したのにその勢いを下げずにライブを続けていくところに安定感(本日3度目)と、スケールの大きさを、これからのシーンを感じました。曲については語りません。全部良いから。しいて語るなら「Cheating On You」のギターが「ほわほわほわほわ花子さん。」に聞こえてくるぐらいですね。  いや、ホントだって。ちっさいころみたビデオのオープニングにそっくりなんだよ。今すぐたしかめてみ。絶対そうだから。(消え入りそうに)
持ってない人で、金に余裕があるなら今すぐ、金に余裕がないなら何かけずって買って。ジャケもかっこいいよ。
     FREE / Fire And Water
 評価 A++
FREEです。70年代に活躍したブルージーなハードロックバンドです。最近ではこのバンドにいたポール・ロジャースがクイーンのヴォーカリストに選ばれました。このころまだ若かったろうに激シブなかっこいいロックです。

この1曲目の「Fire And Water」はまじかっこいいです。懐のでかさを感じさせるサイケデリックな曲です。どっしりと構えて落ち着いているようで攻撃的。でっかい奴らだ。StonesとかZepphelinとかCreamとか歴代のブルースを重点においたハードロックアーティストより有名ではありませんが、負けてない懐のでかさです。他の人たちより音楽性を発展させてないのがポピュラーではない理由でしょうか。特別好きな曲は1,3,5,7です。1と7は必聴ですよ。
     Fugazi / The Argument
     The Futurheads
 評価 A+ @@@
フランツ・フェルディナンドのメンバーが2004年のベストアルバムに選んでいて知ったのですが、これはかなりいいです。元気が出てくるようなきらきらした楽曲ばかりです。Bloc Partyと似たように前のめりで、今にもすっころびそうな音です。Bloc Partyより丸みがあると言うかきらきらした曲で、コーラスの使い方とか曲の作り方がおもしろいです。ドライブ感とか単純な音を複雑に並べ替えたようなところはBloc Partyと同じですが、こっちはジャムとXTCの影響をもろに受けています。すぐに曲の雰囲気が変わっていくところなんかがすごい気に入ってます。POPに疾走してます。勢いが半端じゃないっすよ。この人はこれからも走り続けるでしょうが、「ついてくぜっ」って気にさせてくれるバンドです。(こんな感情をいだいたのはリバティーンズ以来ですね。リバティーンズの方はもうムリな気がしてきました。ピートはシャンプルズ続けるだろうし、カールはソロ契約しちゃったし。互いに仲直りしたいみたいなこと言ってるのに会おうとしないし、NME受賞式もピート欠席したし。)
「Hounds Of Love」が何かのチャートで1位になったりと勢いのあるバンドです。全曲お勧めですのでぜひ聞いてみてください。今回のレビューでは勢いとかきらきらとかを連発しましたが、冷静に語れないほど好きなわけです。すごいキラキラしてますから。

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